メンタル崩壊!ヲッサン自転車中毒者の寝言戯言

精神安定剤替わりに自転車を持つ、イジる、乗る、愚痴る。

GCN+ の面白いビデオ レトロストーリー

この前レース観戦 (TV桟敷ね)に関する事を2, 3つぶやきましたが、

その中で出てきたGCN+でレース以外にいろいろ面白いビデオが見られますので、ちょっとその感想を。

 

先日の話題はコレ

velovelo.hateblo.jp

 

で、1つ目のビデオはコレ


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Tom Ritchey (トム・リッチー)氏のキャリアとマウンテンバイク黎明期との関わりをハイライトしたドキュメンタリー。

Gary Fisher (ゲーリー・フィッシャー)とかJoe Breeze (ジョー・ブリーズ)はMTBの祖として知られていますが、その最初のものは全てフレームビルダーであるトム・リッチーが作っていた、という事実。

サンフランシスコ ベイエリアを中心にMTBがどのように急拡大していったかを目の当たりにできるドキュメンタリーで楽しいです。チームリッチーの誕生と一大旋風だったThomas Frischknecht (トマス・フリシュクネヒト)選手との逸話も楽しい。

インタービュアーはカナダ人であり、7-elevenチームのツール・ド・フランス デビュー時に北米人として初のマイヨジョーヌを着用することになった、Alex Stieda (アレックス・スティーダ)氏が行っているのも大変豪華。

2000年代になるとそのリッチーの会社がかのSpecialized社との経営統合の話まで出ていた、という事もマイク・シンヤード(スペシャ創業者)氏のへのインタビューも含めて、ハイライトされます。

MTBの素晴らしく華やかな時代のこと、発祥の地であるベイエリアの情景が目に浮かんでくるような、ドキュメンタリーでした。一見の価値あり。

日本語版はあるのかね〜。 でも英語だけでも楽しいと思うよ、たぶん。

 

2つ目はコレ


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アメリカの7-Eleven チームのツール・ド・フランスデビューにまつわる話などを当時のメンバーや裏方の人達に、これもかのAlex Stieda氏が元メンバーの一員としてインタビューしている、ドキュメンタリー。

84年のロス五輪前後からメキメキと強くなっていったアメリカ自転車ロード界での7-Elevenチームの創生と欧州レース及びツールデビューの話です。

史上最強の現役スピードスケーターであったEric Heiden (エリック・ハイデン)を迎い入れて結成されたチームであったのは、当時のNHKでもツール放送時に紹介されていましたが、そのツールデビュー年の86年にそのAlex Stieda がマイヨジョーヌ獲得、Davis Phinney (デービス・フィニー)がステージ優勝しちゃう。おまけに7-Elevenチームではないけれど同じアメリカ人であるグレッグ・レモンがあんな勝ち方で総合優勝までしてしまう偶然。 正にアメリカ旋風が吹き荒れた年だった1986年のツール・ド・フランス

でも実は前年の1985年のジロですでに同じ7-ElevenチームのRon Kiefel (ロン・キーフェル)がアメリカンとしては初のグランツール区間優勝を成し遂げていたのであった。

などなど、エキサイティングな昔話に花が咲きます。

アメリカ自転車ロードのメッカはやはりコロラドのBoulder (ボウルダー)であったのだな、と再確認できるビデオでもあります。現在はパーキンソン病と闘うデイビス・フィニーへのインタービューも見どころと言っていいでしょう。

 

そのBoulderにそしてMTB創生の場所であるサンフランシスコベイエリアにも数年間住んでいた自分にとっては、個人的になんだかとても懐かしい思い出が横切るビデオでもあります。

両方のビデオともに自分はGCNプラスを海外で視聴してますので日本語版の有無、及び字幕の有無等は確認できませんが、もし日本でも視聴できるのなら ↑ で述べたように英語版だけでも結構楽しめると思います。 

GCN+さんあっぱれ。

やはりスポーツバイク関連の情報は欧米発が圧倒的に多いですからこんな情報収集も英語で行うのが一番。 (MTB創生の話には三連勝とか東洋フレームなど日本の製造技術の関わりなど日本国内の情報も必須項目ではありますが、、、。) 

言語の壁を超えて情報通になろうよ、という話でした。